コロナ禍ドバイ遠征①
今回は2021年6月に留学先のハンガリーからドバイに旅行へ行ったのでその時のことを綴ろうと思う。数回に分けて書いていく。
まず、航空券はハンガリーのLCC会社Wizz Air で8000円ほどで購入した。(BUDーDXB)
Wizz Air はヨーロッパや中東にかけて飛んでいてとても便利だ。Rian Air と同じような航空会社だ。ハンガリーから様々な国へ安くいけるのはとても嬉しい。
なぜドバイへ行ったのか
なぜドバイに行ったのかと言われるがそれは単純な理由だ。
PCRの陰性証明があればいくことができる国だったからだ。
しかし、このドバイ旅行がなかなかハードなものになるとは思ってもいなかった。
ハンガリー出国
まず出国前日にPCRテストを受けにいった。このPCRはとても緊張した。なぜならこれで陽性が出た場合、全部の予定が白紙になると共にお金も消え去ってしまう。値段は4500円程度で比較的良心的だった。初めてのPCRにとても緊張をしたが、喉のかなり奥までねじ込まれ、美人なおねえさんの顔に嘔吐するところだった。あぶなかった。何はともあれ、PCRは陰性で無事に旅行へ出発する権利を与えられた。
当日、まさかの悲劇が私に待っていた。朝、余裕を持って空港へ行き、イミグレーションで出国手続きをしていると、なかなか終わらない。なんやら相談をし始めたぞ。なにかやばいことでもあったのだろうか。すると、イミグレーションの人の中でも上の人が出てきた。そして、彼は絶望的なことを私に言い放った。
”君のハンガリーの滞在許可証は無効になっている。君は出国することはできるが、ハンガリーに戻ってくることはできない。”
滞在許可証とは、ハンガリーに滞在することを許可してもらっている証明であり、パスポートの次くらいに大切なものだ。これがないと一時滞在者と同じ扱いになってしまう。なんていうことだ、有効期限も1年くらい残っていたはずなのに。とりあえず、なぜ無効になっているか理由を聞いてみることにした。しかし、彼はわからないから移民局に聞いてくれと言われた。
もうすでに搭乗時間をむかえていたので、とりあえずゲートに向かった。頭の中は不安でいっぱいであった。この旅の後、私はハンガリーに再びもどることはできるのだろうか。
ドバイ到着
ドバイへは約5時間半のフライトだった。なかなか長く感じた。LCCなので座席も狭かった。飛行機はほぼ満席で、コロナになりそうで怖かった。フライト中は、翌日にファイナンスのテストがあったのでそれの勉強に励んだ。
ドバイに到着すると、まずPCR検査を受ける。無料でスピーディであった。このPCRの結果がでるまではホテルに滞在しなければならない。ホテルまではモノレールで向かった(20AED)時刻が午後7時くらいだったのもあり、モノレールの中はとても混雑していた。乗客は工事現場などで働いている人が多い印象だ。
ホテル到着
今回はAirbnb予約したClass hotel apartment で一泊6000円ほどで予約をした。
地下鉄の駅からはかなり近くてとても利便性が高かった。タクシーを頻繁に使えない私のような貧困旅行者は、メトロの近くにホテルを取るべきだ。日中は40度を超えるので長時間歩くことはできない。
PCRの結果は24時間後とあったのでこの日はホテルで疲れを取ることにした。私は翌日にテストを控えていたのでちょうどよかった。しかし、私の頭は滞在許可証のことでいっぱいだった。ハンガリーの日本大使館に助けを求めてみることにした。夕飯はタコスをデリバリーした。ドバイの物価は驚くほど高い。
こんなに小さいタコスなのに全部で3000円ほどした。高すぎる。そしてそこまで美味しくない。ドバイおっかない。
ホテルは7階で、なかなか眺めがよかった。ドバイにはビルが多い。建設中のビルも多く、これからもっとビルが多くなると考えると、ドバイはすごい都市だと改めて思った。
2日目
翌日、テストを受けた。高校の数2のテストで5点を取ったことがあるほどの、文系の才能で溢れる著者は、まさかの55点だった。素晴らしい。
テストの後はとても暇であった。
写真撮影をしたり、ピザハットを食べたり、暇潰しをしていた。
調子乗った写真
ピザハット2300円
昨日のタコスを食べるならこのピザを食べればよかったと後悔。
午後6時頃、PCRが陰性だったという通達が来た。そして私は解放されたのだった。
とりあえず屋上のプールで遊ぶことにした。しかし、冷たいプールを期待したが温水プールであった。なんで温水プールなのだろうかと疑問に思っていたが、理由はすぐにわかった。温水なのではない。日中の直射日光で温まってしまったのだ。ドバイの暑さはとてもおそろしい。
お腹が空いた私は、安くて美味さが保証されている世界のマクドナルドに足を運んだ。
頼んだのはBTSセットという日本には売っていないやつを頼んだ。ナゲット10個とポテトとドリンクしか付いていないのに800円は高く感じたが、ドバイなら安いのだろう。やっぱりマクドナルドは美味しかった。
今回はここまで終わりにする。ドバイで解放されるまでに色々なことがあってとても疲れた。次はブルジュハリファに行った所から書こうと思う。
Naga